東洋医学の「ツボ」というと
押したりすると何か効果があるのかな?
そんなイメージをお持ちの方が多いかもしれませんね
ツボの正しい名前を「経穴(けいけつ)」といいます
ツボと切っても切り離せないのが
「経絡(けいらく)」というものです
こちらもご存じの方いらっしゃると思いますが
経絡というのは気などの
目に見えないエネルギーが流れている
川のようなものです
その川の流れは身体中をめぐっており
いろいろな臓腑や器官など
身体のあらゆる部分と関わって
栄養したり調整しながらバランスをとっています
この川の流れのところどころにあるスポットがツボです
経絡を線路にたとえてみると
ツボは駅のようなものです
実際の駅になると山手線、東海道線など
いくつかの線が通っている駅もありますね
ツボ(駅)も同じでいくつかの経絡(線)が通って
連絡しているものもあったりします
駅は人が多く出入りしているように
ツボもエネルギーが出入りしています
そういった動きのある部分に
アプローチして身体に働きかけようということで
ツボを使って治療したりするのですね
〇〇というツボが肩こりにいいと聞くと
そのツボを押したりお灸したりすることで
直接ビュッと肩こりに働きかけているような気がしますが
実際はそのツボを通して経絡という川の流れが変化し
またその経絡を通して
関わりのある臓腑や器官などが変化し
その結果症状がおさまったり体調が整ったりと
身体が変化しているのですね
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