身体の中の自然もめぐる

lake東洋医学というと
難しく感じるかもしれませんが
自分の暮らしや自然の働きに
丁寧に気持ちを向けると見えてくる
とてもシンプルなものなのです

春、夏、秋、冬と季節はめぐっていますが
毎日が同じようで同じではなく
日々ほんの少しずつ変化しながら
だんだん寒くなったり
だんだん暑くなったりして一年が過ぎ
また同じ季節がめぐってきます

もっと自然の働きに目を向けてみれば
雨として降ってきた水が山や大地にしみ込み
湧き出て川となり海に注ぎ
また蒸発して雲になる
というような循環もありますね

ほかにも植物が土から生まれ土に還っていったりと
自然の中ではいろいろなものが
循環したり変化したりしながら
バランスを保ち世界をつくっています

東洋医学ではそういった自然の働きや
循環と同じことが
人の身体の中でも起きていますよ
ということを言っています
その働きを陰陽や五行といったもので現して
分かりやすく説明しているのですね

自分の身体も健康だったら健康な状態で
固まっている訳ではなく
季節がめぐるように水が循環するように
日々刻々と変化しながら
バランスを保っています

ですからその循環がスムーズにいっていること
たとえちょっとバランスを崩しても
元に戻る柔軟な力を持っていること
そういったことがとても大切になってきます

自然の働きをよく観察しながら
自分の身体の働きにも当てはめて考えてみると
新たな視点から身体や健康といったことが
見えてくるかもしれませんね

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