冷えや熱の偏りを整える

陰と陽のバランス

陰陽の性質

東洋医学では、陰陽の考えを中心にして体を診ています。

簡単に言うと
「陰」→冷たい、静か、内向き、下向き…
「陽」→温かい、よく動く、外向き、上向き…
というような性質を持っています。

鍼灸は、この体の陰と陽のバランスを整えていくことで、不調や症状の改善を目指しています。


冷えと熱のバランス

冷えや熱は体感しやすい

この陰陽の性質の中でも、陰=冷え、陽=熱のバランスは特に大切なものです。

冷えや熱については実際に体感しやすいため、「足が冷えて辛い」とか「のぼせて顔によく汗をかく」など皆さんも感じられたことがあると思います。



上下で交流している

基本的に熱い空気は上に上り、冷たい空気が下に沈むように、体でも熱は上の方に冷たいものは下の方に溜まりがちです。

それを人間の生命力でもって、熱いものと冷たいものを上下に循環させているのが健康な状態です。

上の熱が下に下りることで足が温かくなり、下の冷えが上に上ることで頭が涼やかになります。


いろいろな部分のバランス

冷えと熱のバランスは、この上下だけではなく、内と外、それぞれの臓器、経絡など、体のいたるところにあり、バランスを保っています。

陰陽のバランスを整えるということは、大きく言うとこの冷えと熱のバランスを整えることとも言えます。



セルフケアの場合

体は温めた方がいい?

体は温めた方がいいとよく聞きますよね。

基本的には温めた方がいいことが多いのですが、東洋医学的に考えると、温まっているべきところが冷えていたり、ひんやりしているべきところが熱を持っていたりしないかを確かめ、その偏りを整えることが大切になってきます。



下半身を温める

自分で体を温める場合には、足腰(下半身)を温めるようにする、冷やさないようにするのがおすすめです。

足が冷えて困っている方はもちろん、のぼせがある方も足を温めることで上の熱が下に下りて、頭がすっきりとしてきます。

のぼせている方や血圧の高い方は、上半身を温めると逆効果になることもありますので、温めるときは足腰を温めるように心がけてみてくださいね。