心=身体

心がストレスを受けると頭が痛い、お腹が痛いなどと身体に症状が出ることがありますね。
またその逆に身体の調子が悪いと弱気になったりイライラしたりと心の調子が崩れることがあります。

東洋医学では心と身体を分けて考えません。
心と身体を分けないということは、「心と身体は関係が深い」というよりも「心=身体」なのではないかと思っています。
★という人間の本体があるとしたら、★のある側面がA(心)であって、★のある側面がB(身体)なのではないかと思うのです。A(心)=★=B(身体)という感じで、AもBも同じ★を表現しているのではないでしょうか。

ですから身体に症状が出ているということは、人間本体の★に何か起きているわけですから、心にも何か”?”なことが起きているのではないかと考えています。
ということは心の調子が悪いときは身体にも何かしら変化が起きています。
これは施術の際に身体を診せて頂くとよく分かります。
イライラしているときはみぞおちの近くが硬いとか、ストレスがあるときは頭皮が硬いとかいろいろと身体に現れています。

そう考えると身体をケアするということは身体プラス心もケアすることになりますね。
もちろん心のケアも同じです。
心をケアすることはプラス身体のケアにもつながっています。
身体がゆるむと心もゆるみ、心がゆるむと身体もゆるみます。

身体からのアプローチ、心からのアプローチともにいろいろと方法がありますが、ちょっとした調子の崩れなど方法を選ぶことができる状況のときは、自分のケアしやすい方からアプローチしてみるといいかもしれませんね。

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