元気に動けていたのに…
ストレス環境では生き延びるモードになる
大きなストレスがかかっているときやストレス状況が始まって間もないときというのは、思ったよりも動けたりするものです。
それは体が”非常事態だ”と判断して、生き延びるためのモードに体を切り替えるからです。
そのようなモードになると、体の修復作業を後回しにしたり不調や痛みを感じにくくしたりして、まずは今の状況に対応することを最優先にします。
不調や痛みもないし感情もそこまで揺れないし、頭も冴えている。
となると、私たちは元気で動けるのでそのままものごとに対処していきます。
落ち着くと修復モードに変わる
しばらくしてストレス状況が落ち着いてくると、体は「もう安全な状況になったかな」と様子を伺い始めます。
そして今まで後回しにしていた体の修復作業を少しずつ始めます。
このときに不調や痛みが出てくるので、「何で急に不調が出てきたんだろう?」と私たちは思うことが多いのです。
痛みや不調というのは本来「負荷がかかっていますよ」と知らせてくれている大切なものですから、非常事態が終わればそれを感じるような体に戻るのですね。
ストレス状況が続くとき
それではストレス状況がなかなか終わらないときはどうなるでしょうか。
非常事態のモードというのは、本来そんなに長く続けるものではありません。
体の修復作業をずっと後回しにしてると、体のあちこちが傷んで後々つけが回ってきてしまいます。
また、私たちが不調を感じないままだと、必要な休息も取らずに過ごしてしまうことになりますよね。
ですのでストレス状況が長引いてくると、「もう非常事態モードを続けるのは限界だな…」と体が判断します。
そして少しずつ体の修復を始めようとするために、ここでいろいろな不調が出てくることになります。
どのような不調が出やすいのか
とても個人差がありますが、最初は体の土台である部分が揺れ出すことが多いです。
何となく疲れやすくなったり、睡眠や食欲にムラが出てきたりします。
そしてその後、イライラや不安など感情が不安定になったり、動悸や息苦しさなど自律神経の症状が現れてきます。
また人によっては昔患った症状、首肩の痛み、めまい、胃腸症状、じんましんなどさまざまな不調が現れることもあります。
不調=悪いものとは限らない
このように考えると、「不調が出てきた=体が悪くなった」とも言えないのすね。
ストレス状況に対応しようとして後回しにしていた修復を始めようとしている場合もあるのです。
不調が出てきたときというのは、「ストレス状況が落ち着いたので修復作業を開始しますね」または「そろそろ非常事態モードをやめて体を修復したいので修復し始めます」という合図の可能性もあるのです。
痛みや不調は辛いものですが、体がストレスに対応しようと頑張った結果でもあると思うと、ちょっと見方が変わってくるかもしれませんね。


