鍼灸の効果の現れ方

施術直後の効果の感じ方

鍼灸の施術を受けると、効果はどのように現れてくるのでしょうか?

まず施術直後は、体がポカポカと温かくなったり、軽くなった楽になったと感じられる方が多いです。
体の内側がやわらかくなったとおっしゃる方もいます。

力の入っていた体や心の緊張がほどけることで、そのように感じられるのだと思います。
また頭痛や腰痛などの痛みが、その場で和らいだり消えたりすることもよくあります。

ですが鍼灸というのは、崩れたバランスを整えることにより、その後もじわじわと体を変化させていきますので、翌日以降により効果を感じられる方が多いです。



翌日以降の効果の現れ方

施術を受けた日はよく眠れて、次の日起きたら何だか調子がいい、症状が和らいでいるとおっしゃる方が多いのですが、次の日ではなく施術後2~3日してから、徐々に効果を感じられる方もいます。

ぎっくり腰など急に現れた症状や、症状が出てきて間もないうちに鍼灸の施術を受け始めた場合は、このように効果を実感するのも早いです。

ですが、症状が現れてから1年2年経っている、もしくはもっと前から続いている症状だというような場合は、効果が実感できるのにも時間がかかることがあります。

特に最初の何回かは、あまり効果が感じられないこともあると思います。
それでも見えない部分では、体は少しずつ少しずつ変化をし始めています。
そしてあるときから急によくなったり、じわじわ効果が現れてきたりするのです。



停滞期があることも

また鍼灸の施術を続けて受けていても、右肩上がりにスーッとよくなることは少ないかもしれません。

よくなったと思えば少し停滞して、またよくなるというのを繰り返しながら、気づいたら症状がなくなっていたというようなことが多いのです。

この停滞する期間は、短い場合もあれば長い場合もあります。

ダイエットと似ているかもしれません。
ダイエットも体重が順調に落ちてきたと思ったら、なかなか減らない停滞期があります。

同じように鍼灸の施術を受けた体は、いろいろなところと連携を取りながら変化していきますので、その調整のためどうしても停滞するような時期が出てきてしまうのです。

また日常生活も大きく関係していますので、鍼灸で体のバランスを整えても、食事や睡眠などの普段の生活が大きく乱れていると、なかなかスムーズによくなることは難しくなってしまいます。



不安に思ったらご相談ください

鍼灸を初めて受けられた場合など、すぐに変化がないと「効果がないのかな?」と思ってしまうこともあるかもしれません。
ですが実際は、体の状態や不調や症状がどのぐらい続いていたかによって、効果の現れ方が違ってくるのですね。

鍼は効いてるのかなぁ、どうなのかなぁと不安になられたり、ご不明な点がありましたら、どうぞいつでもお気軽にご相談ください。