考えると感じるの違い

KOUYOU3ふだん何気なく
考えたり感じたりしているものですが
考えること・感じることがどのように違うのか
意識されたことはありますか

考えることも感じることも
どちらも必要なものですが
今は頭を使って考えていることの方がずっと多く
感じる力を使う機会が
少なくなっているように思います

考える方ばかりに傾いていると
“考える”と“感じる”の違いも
よく分からなくなってしまうかもしれません

こころや身体の治癒力をONにするには
感じることがとても重要になってきます
自分のこころや身体がどうなっているのか
どんな風なのかと丁寧に感じていくことが
心身に変化を起こすカギになるのですね

健康によいことをしようとするときには
いろいろ調べたり聞いたりして
〇〇をしたらいいのではないか
△△を飲んだらいいのではないか
と考えることが多いかもしれません

それに対して“感じる”というのは
自分の身体やこころはどうなっているのか
たとえば足はどんな感じなのか
冷えているのか温かいのか
冷えているとしたらどんな感じの冷えなのか
それがどう変化していくのか
じっと意識を向けていくことです

自分の内にあるものを丁寧に感じることができると
それだけでこころや身体は自然と変化をし始めます
不思議なものですが本来そういった働きを
こころや身体は持っているのですね

頭で考えることに慣れていると
感じることに気持ちを集中するのがなかなか難しく
すぐに飽きたり気が散って
最初はその感覚がよく分からないかもしれません

ですが感じる練習を重ねていくにつれて
こころや身体が自分とつながってくる感覚が
少しずつ分かってくることと思います

考えることも感じることも
とても大切な力ですから
バランスよく使いたいですね

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