深くゆるむと美しい表情になる

鍼灸は身体や心を深くゆるませます。
施術中うとうと寝ているように思っても、ただ寝ているのとは少し違うのです。
ぎゅっと入っていた力がほどけるようにとけ、ゆるみながら心身が深く休んでいるのですね。

ゆるんでみて初めて施術前の自分が疲れていたことや、心がざわざわしていたことに気づきます。
力が入ってるときやざわざわしている渦中では、なかなかそのことに気づくのは難しかったりするのですね。

深くゆるむと表情も大きく変わります。
普段は力が入っている顔も、心身の力が抜けることで緊張がゆるみます。
するとその人本来の美しい表情が現れてきます。

人は無駄な緊張が真から抜けると、微笑んだ顔になるといわれています。
アルカイックスマイルのような穏やかな微笑みではないかと思っています。

笑顔を無理につくるよりも、力を抜いて自然に美しい笑顔になる。
そんなお手伝いができたらと思っています。

note始めました

こちらのブログの他にnoteを始めました。
治療室にまつわるあれこれを綴っています。
興味のある方、よかったらご覧くださいね。
コチラ

鍼灸治療を続けていくと

鍼灸治療はシンプルにいうと、身体のバランスを整えていくことといえると思います。

鍼灸院に足を運ぶはじめのきっかけは、何か辛い症状があってという方が多いと思います。
たとえば腰痛があって鍼灸院に行ったとします。
それで治療を続けていくと腰痛がよくなっていくと同時に、他の不調もよくなっていったり身体が軽くなったりと身体全体の調子が上がってきます。

どうしてこのようなことが起こるのかというと、身体のバランスを整えているからなのです。
東洋医学では腰が痛くても腰が悪いとは考えず、身体全体のバランスが崩れているために腰痛が出ていると考えます。

ですから身体のバランスを整えることで、腰の痛みが自然と和らいでいくのです。
他の不調もバランスが崩れて出ているわけですから、身体が整うことでこちらもいつの間にかよくなっていくということが多いのです。

不調がある方はもちろんですが、今不調がない方も鍼灸治療を続けていくと身体のバランスが整い病にかかりにくくなります。
また身体と同時に心も軽く爽やかになっていきますよ。

感情は体内の天気模様

曇りや雨の寒い日には身体が冷えて風邪をひいてしまったり、とても暑い日には身体に熱がこもって熱中症になってしまったりします。
気候や天気というのは身体に影響を与え、ときにはバランスを崩すきっかけとなり病気を発症させてしまうことがあります。

これは外の環境に原因があるということで、東洋医学では「外因」といったりします。
それでは内が原因の「内因」はあるのでしょうか?
もちろんあります。
東洋医学では外因、内因、不内外因といった3種類に原因を分けて考えています。

身体の内側にある原因になるもの。
それは感情になります。
感情が原因となって、身体のバランスを崩すことがあるのです。

感情は豊かな心を育み、自分を表現したり人と交流したりする上でもなくてはならない大切なものです。
ですがそれが過度になってしまうと身体に影響を与え、天気が身体を害するのと同じように病のきっかけとなってしまうことがあるのです。

考えてみると感情も天気のようなものかもしれません。
嬉しいことがあってごきげんの日は気持ちのよい快晴のようだし、悲しいときはしとしと雨の日ようにも感じる人もいます。
怒りでゴウゴウと台風が起きているような人もいるかもしれません。

過度に感情がアップダウンしないように穏やかな天気のような心を保つのも、健やかな身体のために大切なことなのですね。

心から身体を整え身体から心を整える

東洋医学では、感情が動くとそれによって身体が変化すると考えます。
また身体のバランスを崩すと感情にも影響があると言われています。

感情と身体はお互い深く関わっているのですね。
ということは心(感情)から身体を整えることもできるし、身体から心(感情)を整えることもできるといえます。

鍼灸治療を受けると気持ちが落ち着いたり精神が安定したりするのは、身体から心に働きかけているからなのですね。

日常でもちょっと体調が優れないときには心のケアを丁寧にしてあげたり、逆に心がだいぶ落ちてしまっているときにはゆっくり身体を休めたり、もしくは適度に運動したりするととてもよいです。
心と身体のどちらからもアプローチして、心身のバランスを整えていきましょう。