睡眠時間の少ない日本
日本は世界でも他の国々に比べて特に睡眠時間が少ないとされています。
お話を伺っていても、睡眠時間が5~6時間という方がとても多く、中には3~4時間の方もいらっしゃいます。
「やることが多くて睡眠時間を削るしかない」「寝る前しか自分の時間がとれないのでつい夜更かししてしまう」など、理由をお聞きしてもやむを得ない状況です。
ですが、睡眠は私たちが思っている以上にとても重要な時間なのです。
睡眠はまたとない修復時間
普段何気なく過ごしている間も、体では私たちに合わせて筋肉を動かしたり判断をしたり消化をしたりといろいろな活動をしています。
そしてその活動をしながらも、日々生まれ変わる細胞やホルモンを作ったり、傷んだ部分を修復したり、外に出すものを整理したり調整したりしています。
日中は活動しながらもある程度その作業を少しずつ進めているのですが、私たちが眠ると起きている間にやらなければいけないことがガクンと減るので、その分集中して修復や調整の作業をすることができるのです。
道路工事と似ているかもしれません。
ボコボコになった道路を直したくても、車がビュンビュン通っていてはなかなか修復などの作業ができませんよね。
日中は交通整理をしながら何とか作業をしているのですが、夜間は交通規制をすることでその作業をスムーズに進めたり、日中にはできないような作業も進めることができます。
特に神経系には睡眠が重要
私たちが眠ると、体の修復班や調整班は「それ!いまのうちだ!」と言って、あちこちにできた傷やほころびを治し、いらないものを整理したりする作業を始めます。
特に神経系は、起きている間にはたくさんの修復を進めることが難しいのです。
消化器官であれば、食べていない時間は仕事量が減るので修復作業などを進めることもできますが、神経系は起きている間は見たり判断したり考えたり、常に働きっぱなしのためまとまった作業をするのが難しいのです。
そのため特に自律神経やメンタルなどの不調には、睡眠が大切になってきます。
少しでも睡眠時間を増やそう
睡眠は体が自分自身で回復するためのまたとない絶好の時間です。
睡眠時間が足りないと、それだけしなくてはいけない作業が残り、体調の方に響いてきます。
まずは1日10分でもいいので、睡眠時間を増やすことを心がけてみませんか?
少し余裕があるときは、30分早く寝るだけでも体は大助かりです。
寝たくても不眠で寝られないという方も大丈夫です。
横になって目をつぶって静かにしているだけでも、体は回復作業に取り組みやすいので、ちゃんと意味があります。
「今日は少しだけ早く寝ようかな」そんな心がけに、体は喜んで一生懸命働いてくれますよ。

