自分の陰陽バランス

flowers東洋医学、東洋思想では世の中の
いろいろなものを陰と陽でとらえて
ものごとを観ようとします

“陰陽”というと分かるような分からないような
何だか難しそうに思われるかもしれません
ですが自分の感覚に少し気持ちを向けてみれば
陰陽でものごとを観ようとすることは
そう難しくもないのです

“陰”というのは冷たくて静かで重く
遅くて内に向かうような性質を表したものです
“陽”というのは熱くて躍動的で
軽くて速いような性質を表したものです
そういうイメージを持ちながら
いろいろなものを陰陽で考えてみます

「太陽」と「月」では
どちらが陰でどちらが陽か
とても分かりやすいですね
「夏」と「冬」や「日中」と「夜」
というのもよく分かります

人に関わるものはどうでしょうか
「お休み」と「活動」
「喜び」と「悲しみ」
「話す」と「黙る」
「頭」と「足」
「男」と「女」

これはどっちかな?と考えてみると
意外とスッと分かったり
ちょっと迷ったりして楽しいものです

次は今の自分の状態に気持ちを向けてみます
陰的なものと陽的なものは
どちらが多くなっているでしょうか

身体は冷えていますか温かいですか
部分部分ではどうですか
こころの状態は陰と陽で表すとどんな感じですか
最近の自分のスケジュールや過ごし方はどうですか
陰的ですか陽的ですか

そうやっていろいろ考えてみると
陰が多いのか陽が多いのか
今の自分のバランスが何となく分かってきます

たとえば活動(陽)が多くて
休み(陰)が少なければ
少し陰の要素を増やす必要がありそうですよね

陰と陽はどちらも同じように大切なものです
陰の中にはもしかしたら
一見ネガティブに思えるようなものが
あるかもしれませんが
それが必要な場合もあります
また人と比べるのではなく
あくまで自分はどうかな?というのを
基準にすることも大切です

ときどき自分の状態に目を向けて
陰と陽を意識しながら
過ごしてみてはいかがでしょうか

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