経絡とツボの関係

東洋医学の「ツボ」というと
押したりすると何か効果があるのかな?
そんなイメージをお持ちの方が多いかもしれませんね
ツボの正しい名前を「経穴(けいけつ)」といいます

ツボと切っても切り離せないのが
「経絡(けいらく)」というものです
こちらもご存じの方いらっしゃると思いますが
経絡というのは気などの
目に見えないエネルギーが流れている
川のようなものです

その川の流れは身体中をめぐっており
いろいろな臓腑や器官など
身体のあらゆる部分と関わって
栄養したり調整しながらバランスをとっています

この川の流れのところどころにあるスポットがツボです
経絡を線路にたとえてみると
ツボは駅のようなものです
実際の駅になると山手線、東海道線など
いくつかの線が通っている駅もありますね
ツボ(駅)も同じでいくつかの経絡(線)が通って
連絡しているものもあったりします

駅は人が多く出入りしているように
ツボもエネルギーが出入りしています
そういった動きのある部分に
アプローチして身体に働きかけようということで
ツボを使って治療したりするのですね

〇〇というツボが肩こりにいいと聞くと
そのツボを押したりお灸したりすることで
直接ビュッと肩こりに働きかけているような気がしますが
実際はそのツボを通して経絡という川の流れが変化し
またその経絡を通して
関わりのある臓腑や器官などが変化し
その結果症状がおさまったり体調が整ったりと
身体が変化しているのですね

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心の不調に鍼灸

hill鍼灸というと肩こりや腰痛
膝の痛みなどに効くのかな?と
思われている方が多いようです

もちろんそのような症状にも効果はありますが
内科的なものや婦人科的なもの
冷えや不眠、アレルギーなど
特に何かの症状や病気に限定することなく
対応することができます

それは症状や不調というものを
その方の身体の状態を現している
ひとつの現象として見ているからなのですね

ですから同じ症状が出ている場合でも
人によって原因が違う場合もありますし
逆に違う症状が出ている人でも
身体は同じようなアンバランス状態に
なっている場合もあります

そうしてその方の今の状態を診ながら
もともとどのような体質で
どういった状態が調子よいのか
ということを考えながら
その方らしく元気でいられる身体を目指して
治療していきます

また東洋医学というのは心と身体を分けて考えません
ストレスがあれば疲れたり
嬉しいことがあれば身体も元気になったりと
心と身体のつながりを
どなたも感じられていると思いますが
心の疲れや不調にも身体を通して
鍼灸でアプローチすることができます

そうやって身体のバランスを整えていくことで
心の方もだんだんと軽さや明るさを
感じられるようになってきます

もともと身体はもちろん心にも
自ら元気になっていくような力が備わっています
身体が整い心も軽やかになってきたら
自分で無理やり元気になろうとしなくても
自然と力が湧いてきて元気になっていきます

心の辛さや悩みを抱えている方
よかったら鍼灸にお越しくださいね

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手首を温めて寒さを防ぐ

足首周りを冷やさないように心がけると
夏でも冬でも心身の調子を整え
バランスが崩れるのを防いでくれます
寒くなってきた今は
レッグウォーマーをしている方も多いですよね

冬はそれに合わせて手首も温めると
快適に過ごすことができます
外出のときに手袋をしている方は多いと思いますが
手袋であれば手首の部分が長いものか
指先が少し出ていても構わないので
手首をしっかり覆ってくれる
アームウォーマーがおすすめです

手首には足首と同じように
非常に大切なツボが集まっていますが
手の甲側には陽渓(ようけい)
陽池(ようち)、陽谷(ようこく)と
陽の字がつく名前のツボが多いのです
しかも谷や池といった字もついて
温かい陽を留めておけるような場所なのですね

ですから手首周りをしっかりと覆っておくと
身体が冷えるのをかなり防ぐことができます
手の指先が冷える場合も
指先自体を温めるのではなくて
手首を温めることで指先も温まってきます

部屋の中でも寒さを感じるときには
首、足首のほか手首を温めると
ずいぶん暖かく過ごすことができますよ
試してみてくださいね

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身体の中の自然もめぐる

lake東洋医学というと
難しく感じるかもしれませんが
自分の暮らしや自然の働きに
丁寧に気持ちを向けると見えてくる
とてもシンプルなものなのです

春、夏、秋、冬と季節はめぐっていますが
毎日が同じようで同じではなく
日々ほんの少しずつ変化しながら
だんだん寒くなったり
だんだん暑くなったりして一年が過ぎ
また同じ季節がめぐってきます

もっと自然の働きに目を向けてみれば
雨として降ってきた水が山や大地にしみ込み
湧き出て川となり海に注ぎ
また蒸発して雲になる
というような循環もありますね

ほかにも植物が土から生まれ土に還っていったりと
自然の中ではいろいろなものが
循環したり変化したりしながら
バランスを保ち世界をつくっています

東洋医学ではそういった自然の働きや
循環と同じことが
人の身体の中でも起きていますよ
ということを言っています
その働きを陰陽や五行といったもので現して
分かりやすく説明しているのですね

自分の身体も健康だったら健康な状態で
固まっている訳ではなく
季節がめぐるように水が循環するように
日々刻々と変化しながら
バランスを保っています

ですからその循環がスムーズにいっていること
たとえちょっとバランスを崩しても
元に戻る柔軟な力を持っていること
そういったことがとても大切になってきます

自然の働きをよく観察しながら
自分の身体の働きにも当てはめて考えてみると
新たな視点から身体や健康といったことが
見えてくるかもしれませんね

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