胃を冷やさず夏バテ予防

今年の初夏は暑いですね。
今から熱中症予防に意識して水分を摂られている方多いと思います。
暑いですからがぶがぶと冷たい飲み物を飲みたいところですよね。
ですが、冷たい飲み物を飲むのはちょっと待ってください。
大切な胃を冷やしてしまいます。

胃は身体のエネルギーをつくる製造工場のようなものです。
その工場では、お鍋をぐつぐつコトコト煮てエネルギーをつくり出しています。
そしてそのエネルギーを使って私たちの身体をつくったり、活動したりしています。

ところが冷たい飲み物をとったりして、そのお鍋を冷やしてしまうとどうでしょう。
ぐつぐつと煮ることができなくなって、大切なエネルギーをつくり出せなくなってしまいます。
すると身体がだるくなってきたり、食欲がなくなってきたりと全体の調子がダウンしてきます。

ですので水分を摂るときには、常温のものか温かいものを飲んで胃を冷やさないようにしましょう。
毎年夏バテしている方は、これに気をつけるだけでもずいぶんと身体の調子が変わってきますよ。

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見えない川の流れを整える

ツボというのは何となくご存知の方が多いと思いますが、「経絡(けいらく)」という名前はお聞きになったことがあるでしょうか?
あまり馴染みのない方が多いかもしれませんね。
この経絡とツボは切っても切り離せないとても関係の深いものなのです。

ツボは正式名称「経穴(けいけつ)」といいます。
よく「肩こりにいいツボを教えてください」とか「便秘にいいツボを教えてください」などと聞かれることが多いのですが、ツボは皆さんが思っていらっしゃる通り身体のいろいろな部分に点在しています。
ただ肩こりに効くツボが肩にあるのは分かる気がしますが、なぜか手にも肩こりに効くツボがあったりします。
どうして身体の離れた部位に効くツボがあるのでしょうか?
不思議ですね。

実はツボというのは星座のように点々と身体にあるわけではないのです。
身体には見えない川のような流れが存在していると考えられていて、その川の流れのところどころに特別なスポットとしてあるものがツボなのです。
川の流れが線路だとしたらツボは駅のようなものです。
そしてその川の流れ、線路にあたるものが「経絡」なのです。
何だかよく分からないように思えた経絡も実はそんなに難しいものではないのです。

この経絡は大きな流れが何本かあって、川と同じように支流があったり合流していたりします。
また血管と同じように全身にはりめぐらされていて、目鼻口といった器官や臓器などあらゆるところに流れています。
見えない血管のようなものと考えると分かりやすいですね。

ツボというのはこの経絡の上にある特別なスポットですから、ツボに働きかけることでそのツボがある川の流れやその川が栄養しているものを整えることができます。
さきほど例にあげた肩こりに効くツボが手にあるのは、手から肩に向かって流れる経絡があるからなのですね。

シンプルにいうと鍼やお灸などはこのツボに働きかけ、経絡の流れを整えているのです。
身体に不調がある場合は、経絡である見えない川が汚れていたり流れが滞ったりしています。
そうしたときにツボを使って川を綺麗にし流れをスムーズにすることで、少しずつ身体が整い現れている症状が和らいでいきます。

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不調が固まる前に

そんなに辛いというほどでもないんですけど…と治療室にお越しになる方がいらっしゃいます。
そういう方もちろん大歓迎です。

病院の検査では何ともない、でも何となく調子が悪い、疲れているといった段階で手を打つことはとても大事です。
東洋医学では病と健康をはっきりと分けて考えません。
ここまでが健康でここからが病気だという風には考えないのですね。
グレースケールのように白から黒に向かってなだらかに濃淡が変化しているグレーの色が続いているように身体を診ています。
そしてどの色の段階でもそれぞれの状態にあった治療を行うことができます。
健康と病気を分けて考えないため、白でも黒でもグレーでも治療を行うことができるのですね。

何となく現れた不調の段階、病気と名前のつく前の段階では、身体はまだすぐに治りやすい状態です。
ですが不調が固まっていくにつれてグレーの色が濃くなり、いざ鍼灸や漢方など東洋医学の治療を受けても、治りにくくよくなるまでに日数がかかるようになってしまいます。

ですからちょっとした不調でも特に病気がない段階でも、遠慮することなく鍼灸治療を受けにお越し頂けたらと思います。

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身体は季節に呼応する

まだまだ寒い日もありますが、日差しがだいぶ春らしくなってきましたね。

明日3/6(火)は啓蟄です。
虫もごそごそと地中から這い出て動き始める頃という意味ですが、植物や虫、動物たちは季節を敏感に感じ取り、それに合わせて身体を変化させたり行動を起こしたりします。
人間も例外ではありません。
自分では気づいていないだけで、身体の見えない部分では虫がごそごそと這い出るような動きがダイナミックに起こっているのです。
夏には夏の秋には秋の冬には冬の、そして春が近づく今の季節には春の力が身体の中で動き始めているのですね。

春の力とは一体どのようなものでしょうか。
自然を観察してみるとよく分かります。
虫が穴から這い出たり動き始めたりするような力、植物が芽吹くといったような力です。
発散、発生、発陳といった言葉でも表されます。
冬の間にしっかり守り熟成させた力を春になって発揮し始めるような、内から外へ向かう力です。

陽気に誘われて何だか身体を動かしたくなってきた、新しいことを始めたくなってきたなんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
見えない部分で働いている力を自然と感じとっているのですね。
そういったことを感じる方も感じない方も、少し早く起きるようにしたり身体を軽く動かしたりして、日常の過ごし方を冬モードから春モードへと少しずつシフトチェンジしましょう。
そうすることで季節に身体が呼応しやすくなり、心身の不調も出にくくなりますよ。

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頭を休めて身体を動かす

昔の生活スタイルと現代の生活スタイルで変わったことというのは本当にたくさんあると思いますが、頭をよく使うことが増え逆に身体を動かすことが少なくなったというのもとても大きな変化ではないでしょうか。
デスクワークやパソコン作業が増え、スマートフォンや携帯、テレビを見る時間が多くなりました。
身体はほとんど動かさないのに頭の中だけフル回転するような状況が増えましたよね。

身体を使わずに頭だけを使うとどうなるのかというと、シンプルにいえば身体の上の方に気が集まりのぼせたような状態になります。
そして上に気が集まりのぼせている分、下には気が少なくなり下半身が冷えたり弱くなったりします。
のぼせると肩こり、頭痛、めまい、目の疲れ、視力低下、耳鳴りなど身体の上の方にいろいろと症状が出てきます。
そして身体の下は冷えたりむくんだり、足腰が弱ったりしてくるのです。
思い当たることがある方多いのではないでしょうか。

そういった症状が出ている場合は、少し頭を休めて代わり身体を動かす必要があります。
普段身体を動かしていないとおっくうになりがちですが、少しずつ動かし始めると気持ちよさから身体をもっと動かしたくなるものです。
春も近づいてきました。
スマートフォンを少し脇に置いて、身体を気持ちよく動かすことを始めてみませんか。

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