治療はやりすぎない

鍼灸治療を行う際の大切なことの一つとして、やりすぎないことがあります。
痛いところや辛い症状は早くなくして差し上げたいのですが、それを1回の治療で「なくそう!」と頑張るとかえって悪化してしまうことがあります。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という言葉がありますが、本当にその通りなのです。

人の治癒力は大変繊細なもので鍼やお灸などの刺激を受けると、バランスをとりながら少しずつ少しずつよい方向へと変化していこうとします。
鍼灸の施術が終わってもその変化は続いていきます。
ですので治療が終わった時点で10点満点を目指してしまうと、さらにそこからも変化は進みますので、10から逆に9、8、7…と戻っていってしまうのです。

身体が自由に動こうとする余裕を残して治療を終えることが大切なのですね。
そうすることで身体は丁寧にゆっくりとバランスをとりながら変化していくことができます。
それは自分で運動したりお肌の手入れをしたりといったことにも通じることかもしれません。
やり過ぎはかえって悪化してしまうということをよく考えて、8分ぐらいにとどめておきましょうね。

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心身から休めと言われたら

1日の中で、1週間の中で、1年の中で、人生の中でしっかりとお休みはとれていますか?
休息とは身体を休めること、心を休めることの両方があると思いますが、なかなか充分に休めているという方意外と少ないのではないでしょうか。
仕事や勉強や家事などもちろん大切なことではありますが、休息も同じぐらいもしくはそれ以上に大切なことです。
時間ができたら休むのではなく、休むことをちゃんとスケジュールに入れておかなくてはなりません。

もししっかり休息がとれていないとどうなるでしょうか?
そうすると強制的に休まざるを得ない状況が訪れます。
すなわち身体や心の調子を崩したりして、やむを得ず休まなくてはいけない状況になってしまうのですね。
ぜひそうならないように、意識して休む時間をしっかりとるよう心がけましょう。

でももしも調子を崩してしまったら…。
ここはひとつ「今は休みどきなんだ」と気合を入れてしっかりと心身を休めましょう。
充分お休みしないまま活動を始めると、またすぐに調子を崩して同じ状況が訪れてしまいますよ。

ちょっと休み過ぎかな?と思うぐらいでちょうどいいのかもしれません。
急がず騒がずゆったり構えませんか。
心配しなくても大切なものはそんなにすぐなくなったりしません。

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静けさが深まると見えてくる


今の自分の心や身体がどんな状態なのか、いざ把握しようとすると自分のことなのになかなか難しいものですよね。
今の自分の心はどんな状態なんだろう、身体はどんな状態なんだろう…。
休んだ方がいいのか行動した方がいいのか、迷ってしまうこともあります。

そんなときは静かな状態に一旦身をおいてゆっくりと考えてみませんか。
自分のことがよく分からないときというのは、スノードームの雪が舞っているような状態なのかもしれません。
知りたいことが雪に邪魔されてよく見えなくなっているのですね。
ですから静かに雪が下に降り積もるのをじっと待つことが必要なのです。

じっと待つだけでも雪はおさまってきますが、またワーッと巻き上がらないように静かにしていることも大切です。
何か見えてくるまでじっと静かに時を待つ、そんなことも時には必要なのかもしれませんね。

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信頼して待つ力

今の世の中はテンポが非常に速いですから、何ごともポンポンとスピーディに進んで行くことがよしとされるようなところがありますね。
ですが人の身体や心というのはそういった速いテンポよりも、本来はとてもゆっくりゆっくりと変化しているのではないでしょうか。

自然に目を向けてみると、どんなに世の中のテンポが速くなっても、四季の移り変わりが急にやってくるわけでもありませんし、蒔いた植物の種から急いで芽が出てくるなんてこともありません。
人も自然の一部ですから、どんなに急いで行動したり動こうとしても根底にはゆったりと自然のリズムが流れているのです。
急いで行動した分、身体の内側や心の内側が急いで変化するかといえば決してそうではないのですね。
変化にはやはりたっぷりとした時間が必要なのです。

身体や心はいつもよい方向、よい方向へと進もうとしています。
ですが、それにはどうしても時間がかかるのです。
それが待てずにあれやこれやとやってみたくなるのですが、そこはぐっと我慢することが試されているように感じます。
時が熟すのを信頼して待つ力が必要なのかもしれませんね。

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胃を冷やさず夏バテ予防

今年の初夏は暑いですね。
今から熱中症予防に意識して水分を摂られている方多いと思います。
暑いですからがぶがぶと冷たい飲み物を飲みたいところですよね。
ですが、冷たい飲み物を飲むのはちょっと待ってください。
大切な胃を冷やしてしまいます。

胃は身体のエネルギーをつくる製造工場のようなものです。
その工場では、お鍋をぐつぐつコトコト煮てエネルギーをつくり出しています。
そしてそのエネルギーを使って私たちの身体をつくったり、活動したりしています。

ところが冷たい飲み物をとったりして、そのお鍋を冷やしてしまうとどうでしょう。
ぐつぐつと煮ることができなくなって、大切なエネルギーをつくり出せなくなってしまいます。
すると身体がだるくなってきたり、食欲がなくなってきたりと全体の調子がダウンしてきます。

ですので水分を摂るときには、常温のものか温かいものを飲んで胃を冷やさないようにしましょう。
毎年夏バテしている方は、これに気をつけるだけでもずいぶんと身体の調子が変わってきますよ。

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