易と東洋医学

タイトルをご覧になって、なぜ易と東洋医学が関係あるの?と思われた方多いかもしれません。
易というと「当たるも八卦当たらぬも八卦」という言葉があるように、占いのイメージが強いですからそれこそ占いと東洋医学にどんな関係があるの?と思われますよね。

東洋医学は陰陽の哲学を基本としているのですが、その陰陽哲学は実は易思想から生まれたものなのです。
易というのはこの世界すべてのものや事象を陰陽でとらえ、その働きを説明するために易の記号を使って表したものです。

易の記号というのは陰を「- -」で陽を「ー」で表現します。
このシンプルな記号を使って万物を表そうだなんて面白いですよね。
この「- -」と「ー」を3本重ねたり(韓国の国旗に記されています)、6本重ねたりしてさらに複雑な表現を可能にしています。

たとえば暑い暑い真夏は陽「ー」を6本重ねて表します。
陽というのは熱、明るさなどを象徴していますから、それを6本合わせて夏を表現するのですね。
それでは真冬はどうでしょうか。
これはご想像通り、寒さ、暗さなどを象徴する陰「- -」を6本重ねて表します。

この陰「- -」と陽「ー」を6本合わせると64通りの形があります。
易占いとは占いの結果をこの64通りで示したものです。
陰陽を知るには易を勉強するといいと言われています。
陰陽に興味を持たれたら、まず易占いから始めてみるのも一つの方法かもしれませんね。