休息下手になってしまったら

休息が足りていない方が多いように感じています。
毎日心や身体を忙しくしていると、どうやら休息下手になってきてしまい、いざ休もうと思っても上手く心身がリラックスできなくなってしまうようです。

そうなると休息モードに入るのに時間がかかるため、休むのに必要な時間が今までより多く必要になってきます。
休んでも疲れが取れない方、多いのではないでしょうか?
それでもそれが普通だとか年のせいだとか思って、そのまま忙しい日常に戻っていらっしゃるかもしれませんね。

そういう場合は一度思いきって、うんと長く休みをとってみませんか。
そんなに長くとれないよーなどと思わずに、ちょっと頑張って時間を捻出してみてください。

疲れをどんどんためてしまうと、そのうち体調を崩してしまいかねません。
そうなると病院へ通うことになったりして、かえってお金や時間がかかってしまいます。
まだ「疲れがとれないな」ぐらいの、病になる前にしっかり休みをとりましょう。

休息下手になってしまっていると、はじめは心身がゆるんでリラックスするのに時間がかかると思います。
何もしないで休んでいるときに、そわそわして何かしたくなったり頭であれこれ考えてしまったりしているうちはまだしっかり休めていません。
退屈だなぁと思う時間が心地よい時間に変わるまで、しっかり休む必要があります。

心身がゆるんで深く休むことができると、エネルギーが底から湧いてきて心や身体に活力が戻ってきますよ。
自分の身体や心の声に耳を澄ませ、疲れる前に休むことができるようになると、過度に長い休息時間をとる必要もなくなってきます。

大きな非日常と小さな非日常

日常から少し離れて非日常を体験すると、固まっていた心や身体が動き始めます。

非日常は大きなものと小さなものに分けられます。
大きな非日常は旅などがあげられますね。
旅に出ると心が動くのはもちろん、身体にもスイッチが入り治癒に向けて大きく動くことがあります。
ですが今の情勢ではなかなか旅に出るのは難しいかもしれません。
ですので意識して小さな非日常を体験してみてはいかがでしょうか。

小さな非日常のよいところは、体験したことを日常生活とすり合わせしやすいところにあります。
体験したことが大きすぎると日常生活に戻ってくるのが少し時間がかかったり、なかなか日常にその経験を持ち込むことができ辛かったりすることがあります。
その点小さな非日常は体験したことと日常との差が少ないため、日常生活にその経験をうまく統合しやすいのです。

心や身体が変化するときはバランスを取りつつ少しずつ少しずつ変化していきます。
小さな非日常の体験はその少しずつ変化する心や身体にマッチしやすいので、経験を日常に取り入れ吸収しやすいのです。

小さな非日常はいろいろなものがあげられます。
どんなものがあるのかなといろいろ考えてみるのも楽しいですね。
固まっている心や身体を優しく動かしてあげましょう。