凸があれば凹がある

陰陽の考え方の基本は「陰があれば陽がある」というものですが、相反するものが必ず存在するということです。
新しいと古い、近いと遠い、明るいと暗い、活動と休息、凸と凹…など例をあげればきりがありませんが、どなたでも感覚的に理解しているようなものばかりですね。
ですが、日常生活ではついつい陰があれば陽がある、凸があれば凹があるという相反するものがあることを忘れがちです。

何か活動をしていてうまくいかないとき、その活動の仕方のどこが悪いのかと考えてあれこれ試し四苦八苦したりしていませんか。
ですが足りなかったのは活動(陽)の工夫ではなくて休息(陰)だったりするのです。
お肌の手入れをしていてなかなか綺麗にならないとき、あれやこれやと色々なものを試したりします(陽)。
でも実は足りなかったのはお肌に何もつけないお肌の休息(陰)だったりします。

特に今の世の中は陽(活動的なもの)がよしとされることが多いので、陰(休息的なもの)が置き去りにされているような気がします。
同じものの中でぐるぐる回ってうまくいかないと気づいたら、色々試してもうまくいかないなと思ったら、陰的なものを忘れていないか考えてみることで、うまくいかなかったことがうまく回るようになってくるかもしれません。

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