陰と陽から身体を見る

鍼灸は何をしているのかシンプルにいうと
「陰と陽のバランスを整えている」
ともいえると思います

東洋医学では
「人の身体は陰と陽がバランスをとることで
健康を保っているよ」
という考え方で身体を見ています
陰と陽なんてよく分からない、難しそう…
と思われるかもしれませんが
そんなことはありません

仕事や遊びで活動した後には
睡眠や休息が必要ですよね
活動(陽)と休息(陰)

活動しているときには交感神経が優位で
リラックスしているときには副交感神経が
優位といわれています
交感神経(陽)と副交感神経(陰)

身体の温かさを保つことは大切です
それと同時にオーバーヒートしないように
冷やすことも大事です
温かさ(陽)と冷たさ(陰)

あげればきりがないぐらい
色々なことが陰と陽に分けられます
そしてそのどちらも同じように大切なので
そのバランスをとることが必要になってくるのです

不調というのは身体の陰陽バランスが崩れ
どちらかに傾いている状態だったり
うまくスイッチが切り替えられない状態だったりします
それを鍼やお灸を使ってツボに働きかけることで
スムーズに切り替えがいくようにしたり
バランスを整えたりしているのです

ツボというのはバランスを整えるための
スイッチみたいなものです
「もしもし、今バランスが崩れていますよ」
とツボから身体に働きかけることで
身体自らが調和のとれた状態に
自然と戻ろうとするのですね

陰と陽のバランスはとれているかな?
そんな視点で身体を見てみると
また面白いかもしれませんよ

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