身体の症状はすべてつながっている

初診時にはいろいろな質問が載っている問診票を書いて頂き
一番辛い症状、その他気になっている症状
睡眠の状態、お通じの状態、食欲の有無や胃腸の調子など
詳しくお話を伺います

たとえば腰痛が辛くて来られた方にも
睡眠、お通じ、食欲の有無など詳しく伺います
一見関係なさそうに思えますよね
早く治療してくれればいいのになんて思う方も
もしかしたらいらっしゃるかもしれません

しかし腰が痛い場合も原因が腰にあるとは限りません
それよりも今その方全体がどういう状態になっているのか
腰痛として現れている症状の大元の原因は一体何なのか
それを考えて治療していくことが大切なのです

腰の痛みの他にも便秘があって
目の疲れがあって爪がよく割れたり
夜中目が覚めてしまうなんていうことをお聞きした上で
脈やお腹を診させて頂くと
なるほどなるほどと大元の原因が
だんだんと浮かびあがってくるのですね

健康なとき身体全体がAという状態だとすると
バランスが傾いたときは
Bという状態になってしまいます
そのBという状態が腰痛や目の疲れといった
いろいろな症状を身体に現すといった感じなのです

ですので腰が痛くなったとしても
腰だけが悪いわけではないのですね
全身のバランスが崩れていることで
腰痛という一つの症状が出ているわけです

どこかに症状が出ていたとしても他の不調や症状は
大元ですべてつながっているのです

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