感じることで内から変化する

身体に痛みやコリがあるとき
もんだり動かしたりして
外から働きかける力で
そのコリをほぐしたり
痛みを何とかしようとしますよね

そうやって外から働きかける力で
変化させようとするのも一つですが
外側からではなく
身体の内側から変化する力
自然と花が開いていくような力を
促したいときには
その部分がどうなっているのかを
ていねいに感じることが大切になってきます

不思議なものですが
ていねいに細かく感じることが
できるようになればなるほど
それに呼応して自然と身体は変化し始めます

こちら側が外から
あれこれ操作しようとするのではなく
どうなっているのかをひたすら感じることで
身体は自分に合ったやり方で
自然と変化するようにできているのです

人の話をとても丁寧に聞くということに
似ているかもしれません
訴えている話を丁寧に丁寧に聞くことで
聞いてもらった人の内側に
何か自然とよい方向への変化が
始まるように感じませんか

それと同じように身体の訴える話に
丁寧に丁寧に耳を傾けます

どうなっているのだろう?と感じることは
考えることではありません
慣れないととても難しいかもしれません

ですが感じる力を磨くことで
身体の内から働く力をうながす手助けが
できるようになってきます

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